volunteerbus46 #32 南三陸46号 2013年5月17日~19日

今回は何時もと違うスケジュールで活動します。

土曜朝は多くの犠牲者を出した石巻市の大川小学校に寄りました。

日曜は何時もお世話になってるのテニスコート仮設住宅自治会長の渡部さんが会長を務める気仙沼クラシックカー倶楽部のイベント見学に行きました。

活動場所に行く前に多くの犠牲者を出した石巻市の大川小学校に寄りました。

多くの被災した建物が解体された南三陸町と違い、そのままの姿が残ってます。

この小学校の生徒でまだ行方不明の児童を探す為、遺族の主婦が重機の免許を取得し、今も重機を使って捜索してる話はとても重いものがありました。

世間では震災について3月11日前後にマスコミが特集する時しか注目されなくなってきましたが、被災地では今でも苦しんでる人、悲しんでる人が多く居ます。その事を忘れてはいけません。

南三陸町

活動場所へ向かう途中、伊里前でお祭りを開催してました。ダム完成祝いだそうです。

馬場の漁師、Sさんの加工場に到着、ここで作業するメンバーを降ろします。

次の現場へ移動中、去年植えた芝桜が立派に育っていて、当時作業をした参加者は大喜び!

 

 

この後、馬場のTさん、泊浜のTさん、Aさんの所を回り、最後に渡部さんの畑へ。

農業班のメンバーを乗せ、泊浜の高台にある畑へ移動。

相変わらずここからの眺めは絶景!

しかし、この絶景の入り江は震災直後は木材等の多くの瓦礫が漂流してきて処分するのが大変だったそうです。

平成の森

一方、平成の森では明日の千厩で行われるクラシックカーのイベントに参加する人が東京都北区から渡部さんを訪ねてやってきました。

 

渡部さんを慕って全国からやってきたクラシックカー愛好家

どの車もオーナーさんがとても大切にしている様子が伝わりました。

日曜は気仙沼漁港近くにある津波で漂流した大型漁船”共徳丸”を見てから千厩のクラシックカーイベントに向かいます。

気仙沼

第18共徳丸
第18共徳丸

前から見たかった気仙沼の巨大漁船”共徳丸”

今までお手伝いしてきた漁港で見た漁船に比べ、かなり大きいです。

千厩

イベント会場に到着。昭和レトロな感じの商店街が連なる街道が会場でした。

町の彼方此方にクラシックカーが展示してありました。

さらにクラシックカーだけに飽き足らず、蓄音機、戦後の漫画雑誌、耕運機、工作機械など、あらゆるレトロな物が集結していました。

気仙沼名物、気仙沼ホルモンが入ったホルモン焼きそば!

美味かった~常に行列出来てました。

渡部さんのタテグロの前で記念写真!

常連参加者 男性

2日目は沿岸部を北上し、現在の状況を視察させていただき、千厩町で行われていた、渡部さんが会長を務めるクラシックカークラブの展示会に参加させていただきました。

車が好きなのでとても楽しい時間を過ごすことができました。モーリスミニトラベラーという車のオーナーとお話しする機会があったのですが、震災時にそのクラシックカーで避難したそうですが自宅などは流され、車だけ残ったそうです。車の一部に木枠を使用しているのですが、2年近く手入れなどができなかったそうです。今はやっと仮設住宅の近くで車の手入れができるようになったと笑顔でおっしゃっていました。

次回、47号は他団体との共済の為、活動レポートはありません。48号は中止、49号は縁起の悪い数字なので飛ばして50号(6/21~6/23)になります。

大規模災害時に、東京からボランティアバスを実施しています。

ワカメの仕分作業(南三陸号)
ワカメの仕分作業(南三陸号)
BRT体験試乗(南三陸号)
BRT体験試乗(南三陸号)
復興商店街で夕食(南三陸号)
復興商店街で夕食(南三陸号)
塩害畑再生作業(南三陸号)
塩害畑再生作業(南三陸号)
大工仕事お手伝い(南三陸号)
大工仕事お手伝い(南三陸号)
買物バス運行(南三陸号)
買物バス運行(南三陸号)
作業具を積み込み(南相馬号)
作業具を積み込み(南相馬号)
竹の伐採作業(南相馬号)
竹の伐採作業(南相馬号)