被災者が望む事

被災地でのボランティア活動は時間と共に活動内容が変わってきます。

ボランティアバス関東が南三陸町へ活動拠点を移した2011年7月から10月までは主に瓦礫の片付けがメインでした。

やがて瓦礫はなくなり、2011年11月以降は復活した漁業の手伝いがメインになりました。

2012年の春からは津波で水没した農地の再生を農地のオーナーと共に始めました。被災者であるオーナーと一緒に耕し、お昼ご飯を一緒に食べ、収穫も一緒に楽しみに待つ。

ただ、体を動かす労働力としてのボランティア活動の時代は終わりました。被災者も末永い交流を望んでます。

外で力仕事をするイメージの震災ボランティアですが、仮設住宅の人達との交流も2011年秋より続けてきました。

 

体を動かすのが好きな参加者が多い中、希望者を募って仮設住宅でお茶っこや子供の遊び相手をしました。

私は仮設住宅の方との交流をメインで活動してますが、このような交流が重要だと言う事が徐々に周知され、交流活動希望者も増えてきました。とは言え、活動日の両日とも仮設希望者はまだ少ないです。

 

仮設の方が帰る時に毎回、外に出て手を振って見送りしてくれますが、その理由を「また来て欲しいから」と言ってくれた事がありました。

 

また、奉仕活動であるボランティアでなく、家族や友人のように遊びに来て欲しいと言ってました。

帰った後も手紙や電話で交流を望む声もあります。

私は仮設の方に2台の携帯電話を供与して、地元に帰った後も私や一部のボラバス参加者とお話を出来るようにしてます。

 

仮設での活動はお話がメインだから体を動かしてないと震災ボランティアって気がしなくて、遠くまで来てもやり遂げた達成感が得られないかもしれませんが、被災者は交流する事を一番望んでます。

 

他の復興支援活動と違い、交流に特化してるのが仮設での交流活動です。

大規模災害時に、東京からボランティアバスを実施しています。

ワカメの仕分作業(南三陸号)
ワカメの仕分作業(南三陸号)
BRT体験試乗(南三陸号)
BRT体験試乗(南三陸号)
復興商店街で夕食(南三陸号)
復興商店街で夕食(南三陸号)
塩害畑再生作業(南三陸号)
塩害畑再生作業(南三陸号)
大工仕事お手伝い(南三陸号)
大工仕事お手伝い(南三陸号)
買物バス運行(南三陸号)
買物バス運行(南三陸号)
作業具を積み込み(南相馬号)
作業具を積み込み(南相馬号)
竹の伐採作業(南相馬号)
竹の伐採作業(南相馬号)